退職して起業するまでの社会保険切替
(1)
所得税徴収高計算書(納期特例分)の届出
まずは、所得税の源泉徴収特別徴収納付、すなわち、給料天引きで源泉徴収税として会社が預かっているぶんの納付です。
そのために
所得税徴収高計算書(納期特例分)を作成して届け出ます。
納付期限
通常は毎月10日までの納付が必要になります。
当社は
この記事で「源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書」を申請し、
半年に1回の特例承認を受けています。
その場合は、1月から6月ぶんをまとめられ、7月1日から10日が期限です。
書類の作成
当社は会計ソフトの freee人事労務を使用しており、freeeの機能で書類が作成できます。
会計ソフトを使用している会社なら、特に問題なく進められると思います。
当社は1人会社であり、役員報酬を
この記事の通り、所得税が発生しない金額に決めました。
つまり源泉徴収税額も 0円です。
しかし、0円でも提出は必要なため、 e-Tax で提出します。
e-Taxで提出
e-Taxに法人ログインし、「給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書(納期特例分)」を選択します。
場所は「申請・納付」「新規作成」のページにある「徴収高計算書を提出する」の中にあります。
「(一般)」と「(納期特例分)」があるのでご注意ください。
freeeで作成された書類は取り込めないので、結果を見ながら手入力します。
なお「人員」欄には人月を記載する必要がありますので、ご注意ください。
1人6ヶ月なら6と記載します。
e-Taxで返信確認
e-Tax上で、すぐに受領の返信がありました。
当社の経験から
この記事に記載されている通り、
問題があれば電話があり、なければこれで完了です。
算定基礎届の届出
続けて、社会保険料を納めるための基準金額を申告する
算定基礎届の届出です。
納付期限
算定基礎届は毎年7月1日から7月10日に、直前3ヶ月分の給料の平均値を計算して届け出ます。
書類の作成とe-Govへの提出
当社はfreee人事労務を使用しており、算定基礎届のページで「電子申請」ボタンを押下して完了しました。
会計ソフトが代替しない場合の電子申請は e-Gov で実施します。
この記事の通り e-Gov にはかなり苦労したため、身構えていたのですが、
freee での操作が想像以上に簡単で、思わず声が出るほど驚きました。
e-Govから返信
返信は freee の電子申請ページから、確認できます。
中身を見ると xml+xsl 形式でした。
これは e-Gov で用いられる返信形式です。
freee を介さなくても、同様の返信が e-Gov に届くものと思われます。
まずは受領の返信があり、1週間ほどで「健康保険・厚生年金保険被保険者標準報酬決定通知書」が届き、問題なく完了しました。
一安心です。
XmlXslビューアーについて
e-Govの返信の形式 xml+xsl は、古いWebブラウザーで読めるのですが、最近の環境では簡単には読めません。
姉妹サイトで
XML+XSLビューアーを作りましたので、
必要に応じてご利用ください。
説明会について
当社は世田谷区北沢にありますが、上半期に、以下の説明会が行われました。
それぞれ、起業した人などへの丁寧な説明が聞けます。
今回解説した2つの届け出が必要なことも、ここで知りました。
起業初心者には有用な内容です。
必須とは思いませんが、もし同様の説明会が開催され、時間的な都合がつくのであれば、参加されることをオススメします。
まとめ
本記事では、筆者が1人会社「株式会社ロジック推し」を起業した経験から、
7月1日から10日の間に実施しなければならない
「所得税徴収高計算書(納期特例分)」と「算定基礎届」の届出について、
ミニマムにポイントを絞り解説しました。
少しでも、起業後の業務の参考になりましたら幸いです。
補足