退職して起業するまでの社会保険切替
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社会保険情報を届け出よう
社会保険に関する情報を届け出ましょう。ポイントは以下の通りです。
- e-Govのアカウントを作ろう
- 専用アプリをインストールしよう
- 各種届出をしよう
- 健康保険・厚生年金保険新規適用届
- 被保険者資格取得届
- 被扶養者(異動)届
- ポイントを抑えよう
- 未取得番号欄は9で埋める
- 提出前に必ず保存
- 数日進展が無ければ電話確認
順次解説します。
e-Govのアカウントを作ろう
まずは、e-Gov(いーがぶ)のアカウントを作成しましょう。
e-Govの
トップから電子申請→ログインを選ぶか、
直接
電子申請ページから行いましょう。
ここは、このサイトから進めれば、大きな問題なく取得できるでしょう。
専用アプリをインストールしよう
e-Gov からの申請は、専用アプリケーションが必要になります。
Windows版と、macOS版が用意されています。
前述のサイトから、
「e-Gov電子申請アプリケーションのダウンロード」を選び、インストールしましょう。
各種届出をしよう
アカウント取得と、e-Gov電子申請アプリケーションのダウンロードができたら、各種届出をしましょう。
健康保険・厚生年金保険新規適用届
まず
「健康保険・厚生年金保険新規適用届」を提出しましょう。
「業務区分」は、
こちらから選択します。
当社(株式会社ロジック推し)は、16情報通信業が最も近いと考えて、それを記載しました。
「登記簿謄本」については、
この記事で用意した「履歴事項全部証明書」のpdfを添付しましょう。
被保険者資格取得届
「健康保険・厚生年金保険新規適用届」を提出したら、速やかに
「被保険者資格取得届」も、提出する必要があります。
「被保険者資格取得届」の提出を忘れてしまうと、1週間後に「健康保険・厚生年金保険新規適用届」の拒絶通知が来ます。
そのため、できるだけ同日に提出することが望ましいです。
書類内の「事業所整理記号」と「被保険者整理番号」は、まだ発行されていないので、全桁9で埋めましょう。
数字が必須ながら9で埋める説明がなく、わかりづらいので、ご注意ください。
また本書類は、事実発生日以降の提出のため、「被扶養になった日」欄は、過去の日付を入力します。
被扶養者(異動)届
「被扶養者(異動)届」は、任意で、扶養者がいる場合のみの提出です。
扶養者がいる方は「被保険者資格取得届」と同日に提出しましょう。
書類内の「事業所整理記号」「事業所番号」は、「被保険者資格取得届」と同様、全桁9で埋めましょう。
「被扶養者(異動)届」の理由は、「その他」とし、該当理由欄に「被保険者の資格取得による」と記載しましょう。
ポイントを抑えよう
抑えるべきポイントがいくつかありますので、解説します。
未取得番号欄は9で埋める
前述の通りですが、事業所整理記号など、
未取得の番号は9で埋めましょう。
空欄だと申請できませんが、すべての桁を9で埋めれば大丈夫です。
提出前に必ず保存
各種申請書入力ページの下部に、
「申請データを保存」ボタンがあります。
次に進む前に、これを押下し確実に保存して、必ずパソコンのファイルに保持しておきましょう。
e-Govには、提出データの再利用の仕組みがありません。
この保存データが無いと、ちょっとした入力ミスで、
最初からやりなおしになりますので、
ご注意ください。
数日進展が無ければ電話確認
e-Govは、書類に不備がある場合は比較的すぐ、不足がある場合は1週間後に、不合格の連絡が来ます。
連絡は電話等ではなく e-Gov 内に届きます。
そのため、届出を提出したら、
e-Govを日々確認しましょう。
問題なければ数日で完了し、e-Gov内でステータスが変わります。
もし数日変わらなければ、何かを1週間待つ状態に、陥っている可能性があります。
その状態が考えられる場合は、電話で確認することをお勧めします。
【コラム】協会けんぽへの入り方
当社のような小さい企業が入る健康保険協会は、通常
「全国健康保険協会」、別名
「協会けんぽ」です。
前述の「健康保険・厚生年金保険新規適用届」の提出で、協会けんぽへ入ります。
しかし、この記載がありません。
そのため、どうやったら協会けんぽに入れるのかがわからず、正直、このときはかなり困っていました。
要は、何も知らずに、会社設立サービスが示す通りに申請していけば、協会けんぽに入る、ということでした。
おそらく、ここに関係している方々にとって、この届出で協会けんぽに入ることが当然なのでしょう。
しかし筆者のような起業初心者には、わかりません。
個人的には、このあたりの説明が、充実していくことを期待します。
【コラム】トップページにたどり着かない
初めて e-Gov を利用しようとしたときに、なかなかトップページにたどり着けませんでした。
例えば「年金 電子申請 法人」で検索すると、
電子申請・電子媒体申請(事業主・社会保険事務担当の方)にたどり着きます。
しかしここはヘルプページで、肝心のサイトに辿り着きません。
この中のリンクを辿っても、ずっとヘルプページです。
今確認したところ、どうやら「e-Gov」で検索すればよさそうです。
e-Gov の名称は、ヘルプページにありましたので、もっと早く気づくべきでした。
しかし、筆者のような起業初心者には、難易度が高いです。
個人的には、ヘルプで電子申請の良さをアピールすることも重要ですが、実施しようと思った時に、すぐできるように e-Gov トップにリンクを貼るなどを、検討して欲しいです。
納付は通知書が届くのを待とう
社会保険に関する届出は以上で完了です。
ここで初めての起業の場合、社会保険の納付方法に不安があるかもしれません。
筆者はありました。
結論としては、日本年金機構から、会社住所宛に納付の通知書が届きますので、それを用いて納付すれば問題ありません。
ペイジーに必要な情報の記載もありますので、対応オンライン銀行から納付ができ、便利です。
まとめ
本記事では、株式会社設立登記が完了した後に必要な、
社会保険情報の届出について、
未取得番号は9で埋める、必ず提出前に保存するなどのポイントを交えて解説しました。
実際には、当社がこの届出完了までに3週間を要しました。
主な理由は、ポイントが抑えられていなかったからです。
次の記事で、体験談としてご紹介します。
補足
・画像内のラスタライズ文字フォントに
Open Font Licenseの
Noto Sans Japaneseを使用しております。
・(本記事公開後)本記事公開後に公開された記事へのリンクを追加しております。